生きる証し、舞台返り咲き JR福知山線脱線で重傷の元タカラジェンヌ
JR福知山線脱線事故で両足に重傷を負った元タカラジェンヌ、川井みな子さん=兵庫県宝塚市=が5日、大阪市内のホテルで、宝塚歌劇団の先輩で元星組トップスターだった麻路さきさんのディナーショーに出演した。事故の後遺症に悩み、いまもリハビリを続ける。昨年9月には最愛の父を病で失った。舞台は“生きる証し”と、宝塚時代の芸名「万理沙ひとみ」で舞台に立った川井さん。500人の観客を前に「歌は心の支え。前向きな気持ちになれる」と復帰を喜んだ。
ショーは午後7時すぎから、大阪市北区のホテルで行われた。ピンク色のドレス姿で現れた川井さんは、日常生活では必要なつえも使わず、颯爽(さっそう)とした様子。「多くの人の励ましがあったから、つらいリハビリもこなせた。100%元気な体に戻れるよう頑張りたい」と感謝の言葉を述べた。
続いて、歌劇時代の思い出の曲「アイラブレビュー」や「微(そよ)風の青春」など計6曲をソロや麻路さんとのデュエットで熱唱した。
川井さんは祖母、母と3代続いた元タカラジェンヌ。星組の娘役として平成元年に初舞台を踏み、10年の退団後はカルチャー教室で声楽の講師などを務めていた。
17年4月25日。大阪へ向かうため、あの電車に乗っていた。右足を複雑骨折し、左足は靱帯(じんたい)を損傷した。
手術を3度受けた。半年後に退院したものの、右ひざの曲げ伸ばしが満足にできなくなった。現在もつえをつきながら、週に1度リハビリを続けている。
今回の共演は、昨年7月、星組の娘役時代に恋人役を務めた麻路さんから「一緒に舞台に立たない?」と誘われ、実現した。9月に復帰を喜んでいた父が病死。「父のためにも舞台に立ちたい」と気持ちを奮い立たせ、今年1月に東京でのショーに出演。この日、地元の関西で復帰後初めての舞台に立った。
事故を乗り越えた体験を語ってほしいと、学校や自治体から講演の依頼がある。川井さんは「舞台や講演など、できることを少しずつ前向きに取り組んでいきたい」と話した。
産経新聞
この記事を読み終わった後、自然と涙が溢れてきました。
年とって涙腺が緩んできたかなぁ・・・
いやいや、感動しますよ。
九死に一生を得た後に、後遺症に苦しみながらもまた舞台に立つなんて簡単に出来る事じゃないです。
これまで自分を支えてきてくれたもの全てに感謝の意を示すかのようなこの復帰に、自分も「お帰りなさい」と言いたい。
こういう姿を自ら示す事で同じ境遇にある方々を元気付けられるんだろうと思います。
五体満足な自分は、その健康に感謝すると共にもっと頑張ろうという気にさせられました。
皆頑張ってるんだ。
悩みや苦しみなんて誰にでもある。
自分だけじゃない。
明日からも前を向いて一歩ずつ進もう。

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