田母神航空幕僚長が日中戦争を正当化する内容の論文を発表し、更迭されたことについて中国国営・新華社通信は1日未明、論評抜きで報じた。一方、中国政府は正式なコメントを発表していない。
記事は「日本の防衛大臣が侵略の史実を否定する論文を書いた航空幕僚長を更迭」との見出しで、論文の問題点として(1)中国侵略と朝鮮半島の植民統治は「条約に基づいたもの」(2)日本が侵略国家というのは「濡れ衣」(3)集団的自衛権の行使−−を主張したことを挙げた。
記事はまた、麻生太郎首相が「適切ではない」と述べたことなど日本政府内で論文の内容が批判されていることも伝えている。
一方、中国共産党機関紙・人民日報が発行する時事情報誌「環球時報」(電子版)は論文について、「我が国(日本)は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」「東京裁判はあの戦争の責任を全(すべ)て日本に押しつけようとしたもの」などと詳しく引用している。
毎日新聞
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