スプリンターズS、スリープレスナイトが5連勝で戴冠
5日、中山競馬場で行われた第42回スプリンターズS(3歳上、GI・芝1200m)は、上村洋行騎手騎乗の1番人気スリープレスナイト(牝4、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、6番手追走から直線で力強く伸びると、外から伸びた2番人気キンシャサノキセキの追撃を1.1/4馬身差抑え優勝した。勝ちタイムは1分08秒0(良)。さらにクビ差の3着に6番人気ビービーガルダンが入った。
勝ったスリープレスナイトは、父クロフネ、母ホワットケイティーディド(その父Nureyev)。叔母にヒシアマゾン(エリザベス女王杯-GIなど重賞9勝)、近親にアドマイヤムーン(ドバイデューティフリー-首G1など重賞8勝)がいる血統。
07年1月にデビュー。3戦目で初勝利を挙げると、7月の越後S(1600万下)を3連勝で制してオープン入り。今年は京葉S(OP、中山・ダート1200m)を日本タイレコードで快勝し、CBC賞(GIII)で重賞初制覇。前走の北九州記念(GIII)も勝ち、重賞2勝を含む4連勝中だった。通算成績16戦9勝(重賞3勝)。
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これまでの苦労が報われた瞬間が感動的だった。
彼はデビュー当時から騎乗技術の高さには定評があり、
新人ながら40勝を挙げ、最多勝利新人騎手賞に輝いている。
その後も順調に勝ち星を重ね、実力騎手として名を馳せる。
しかし、眼の病気(飛蚊症)を患ってから成績はみるみる下降線
を辿り、騎手生命さえも危ぶまれた。
その後手術を受け、ようやく視力が回復するに至り、今では
全盛期の勢いを取り戻した感が強い。
その彼が苦労していた頃、声をかけてくれたのが今回勝った
スリープレスナイトを管理する橋口調教師だった。
偶然にも今日はその橋口師の誕生日。
上村騎手にとっては是が非でも勝ちたいレースだったに違いない。
1番人気のプレッシャーにも負けずに勝ち取った勝利は本当に
嬉しかっただろう。
これまでの苦労を知る騎手仲間や関係者たちの嬉しそうな表情が
すごく感動的だった。
競馬の醍醐味は見る人によって違うかもしれない。
馬券であったり、血を巡るドラマであったり・・・
個人的には競馬がブラッドスポーツたる所以の後者の方が断然
好きだが、今回のような“騎手”を巡るドラマも胸が熱くなる競馬
の醍醐味だなぁとつくづく感じる。
本当に心からおめでとうと言いたい。
よくやった、上村洋行!
これからの活躍に期待します!!

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