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薬物ダメ、自転車マナー…京大が授業で「社会常識」

京都大は、学生の相次ぐ薬物事件などを受けて、新入生を対象に法令順守などを教える初年次教育を2010年度から実施する方針を固めた。

 これまで教員の間では「学生はもう大人。そこまでやる必要はない」との意見が多数派だったが、次第に危機感が広がったためで、交通マナーを教える講義も予定されている。自由の学風、自学自習の伝統で知られた京大の〈方向転換〉は、大学全入時代を迎えた大学の役割変化を象徴するものとして注目されそうだ。

 京大では数年前から、学部単位で、向学の心構えなどを教える初年次教育を実施していた。しかし、学習意欲のない学生が目立つようになった上、今年は2人の学生が大麻、覚せい剤を所持したとして逮捕された。

 このため大学側は、「人間としての基礎的な教育」に重点を移し、全学共通カリキュラムとすることを決定。教育・研究の質の向上などを目指し、2010年度からの6年間を期間とする「中期目標・中期計画」に盛り込むことにした。

 法令順守については、薬物の危険性を科学的に解説するビデオを見せるほか、過去の学生による事件を例に人権の大切さなどを教える。スピードを出して歩道を走るなど、大学周辺で苦情の多い自転車のマナーについても教育する。

 さらに、自分の将来像をイメージさせるキャリア教育や、カルト集団、自殺願望への対処方法などのメンタルヘルス教育も行う。

 初年次教育の講義は前期に開講し、10〜15コマを予定。10年度から試行的に始め、11年度からは単位化する計画だ。

 西村周三副学長は「法令順守などは当然のことで、あえて大学で教えるかどうかは悩ましいところだが、入学直後は非常に重要な時期だと考え、実施に踏み切る」としている。

 ◆他大学にも動き広がる◆

 こうした動きは他の大学にも広がっており、立命館大では、2、3年生有志が、1年前期の基礎演習の授業時間に、大学生活の送り方などを指導。オリエンテーションでは薬物の危険性も教えている。大麻所持や振り込め詐欺事件に絡んで逮捕者が相次いだ関西大では、新入生らを対象に「スタディ・スキル科目」を実施。来年度からは、薬物の危険を教えるなど、法令順守やモラルの教育にも力を入れるという。

 ◆初年次教育=大学生活に適応させることが主目的の総合的教育プログラム。1970年代後半、米国で始まったとされる。2008年度の文部科学省の調査では、全国の国公私立大742校のうち、8割の570校が、文章作成作法や口頭発表技法など、学問に対する動機付けのカリキュラムなどを実施している。

読売新聞



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通勤車内で飲食する大人たち すたれる公共マナー 寛大な風潮が助長か

 近距離の電車やバスの中で、おにぎりや弁当、ハンバーガーなどを食べている若者やサラリーマンを見かけたことはありませんか。低下する大人の飲食マナー。個人の良識に委ねられる部分が大きいとはいえ、迷惑行為に目をつぶらない社会のコンセンサスが問われそうだ。
 ◆おでんにコーヒー…

 10月初旬、東京郊外を走る私鉄車内。大学名の入ったジャージー姿の女子大生3人が、熱々のおでんを食べながら談笑している。見かねた高齢の男性が「行儀が悪いな」と一喝。それでも女子大生たちは悪びれる様子もなく、食べ続けていた。

 別の日の昼下がり。地下鉄車内では、携帯電話片手にコンビニ弁当をかき込むサラリーマンの姿があった。車内で立ったままおにぎりを食べるOL、揺れるバスの中でホットコーヒーを飲む男性会社員…。いずれもここ半年間で、電車やバスの車内で見かけた光景だ。20〜30代の大人の飲食マナーが低下していることをうかがわせる。

 都内を走る鉄道、バス各社は車内での飲食は禁止していない。あくまでも利用者の良識に委ねられているのが現状だ。

 JR東日本では、駅構内の売店や普通車のグリーン車内でも弁当や酒類などを販売している。このため、「おにぎりやサンドイッチ、弁当などを車内で食べることを禁止すれば、駅弁までも否定することになる」と消極的だ。東京都交通局も「飲食の善しあしは線引きが難しい。お客さまそれぞれのモラルに任せている」(広報担当)と話す。

 こうした中、マナー啓発を呼びかけるポスターで注目を集めているのが、東京メトロの「家でやろう。」シリーズ。利用者から寄せられる苦情をシンプルなイラストにし、月替わりで紹介。迷惑行為をした人にさりげなく自分のことと気付かせ、公共の場にふさわしい振る舞いを考えてもらう狙いだ。

 ポスターは昨年4月から駅構内に張り出され、利用者から「分かりやすい」などと好評なため今年度も継続。最近は学校教材への掲載についての問い合わせが多いという。

 ◆「飲食禁止」までは…

 10月は、若者が車内でつゆを飛ばしながらカップ麺(めん)をすすっているイラストだった。同社によると、利用者から「車内で食事をしている人のにおいがきつい」といった苦情が寄せられ、採用した。

 しかし、イラストの下には「車内での飲食は周りのお客さまにご配慮ください。」と書かれ、はっきり「飲食禁止」とうたってはいない。同社は「マナーは強制するものではない。押しつけがましい表現にならないよう気をつけている」と、あくまでも利用者のモラルに頼らざるをえない現状を吐露する。

 迷惑行為を引き起こす背景に詳しい名古屋大大学院の吉田俊和教授(教育心理学)は「社会全体が迷惑行為に寛容であるため、当事者は『沈黙=黙認』と勘違いし、まねする人が増殖しているのではないか」と分析する。そのうえで、「幼少のころから公共の場での振る舞いを家庭でしっかりトレーニングする必要がある」と指摘している。

 ■迷惑行為1位は座席の座り方

 迷惑行為のトップは「座席の座り方」−。社団法人「日本民営鉄道協会」(東京都千代田区)が昨年度、男女約800人に駅と電車内のマナーに関するアンケートを実施。「最も迷惑に感じる行為」の総合1位は、5年連続で「座席の座り方」(15・6%)だった。

 時間帯別では、平日朝のラッシュ時は「ヘッドホンからの音漏れ」(19・1%)、平日深夜は「泥酔状態での乗車」(35・8%)。土日と祝日では「電車内で騒ぐ」(21%)で、時間帯や曜日でそれぞれの特徴が見られた。

産経新聞

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オバマ大統領の両陛下への「お辞儀」、米で波紋

オバマ米大統領が14日に皇居・御所を訪問した際に天皇、皇后両陛下に対し行った「深々としたお辞儀」が米国内で波紋を呼んでいる。

 保守系メディアは米大統領の外交儀典上、不適切だと批判し、大統領の際立った低姿勢ぶりに疑問を投げかけている。

 FOXテレビは15日、オバマ大統領のお辞儀の場面と、2年前に当時のチェイニー副大統領が天皇陛下との面会で頭を下げずに握手する映像を比較。その上で、オバマ氏の今回の行動は「大統領として適切ではない」などと批判した。また、ロサンゼルス・タイムズ紙のウェブサイトは、今回の皇居訪問の際の写真と、オバマ大統領が4月にロンドンでの国際会議で会ったサウジアラビアのアブドラ国王に深く頭を下げたように見える写真を掲載して、「新しい米国大統領は、世界の王室にどこまで低姿勢で行くのか」と皮肉った。

読売新聞



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ブエナビスタ展開に泣く3着、安藤勝もお手上げ=エリザベス女王杯

JRA秋の女王決定戦・第34回GIエリザベス女王杯が15日、京都競馬場2200メートル芝で開催され、大逃げを打った田中博康騎乗の11番人気クィーンスプマンテ(牝5=小島茂厩舎)が最後の直線でもセーフティリードを保ち優勝。一方、単勝1.6倍の断然人気に支持された安藤勝己騎乗のブエナビスタ(牝3=松田博厩舎)は、3コーナー下りから捲り気味に進出し上がり3F32秒9の鬼脚を繰り出すも、3着が精一杯だった。

 さすがの安藤勝己もこの展開にはお手上げだった。4コーナーを回ってもまだ先頭とは10馬身以上の差。「正直、これはもう無理かなって思った」と白旗を上げざるを得なかった。
 誤算だったのは、道中で逃げるクィーンスプマンテ、テイエムプリキュアとの差を確認できなかったこと。アンカツがレースを振り返る。
 「2コーナーあたりでは先頭の馬がどれくらい前にいるか、見えなかった。ペースが遅いなぁとは感じていたし、ノリちゃん(横山典弘、カワカミプリンセスに騎乗)が早めに仕掛けていったからね。それで自分の馬も早めに行ったし、むしろいつもより早めに仕掛けていったんだけど。前が開いたときに初めて、先頭の馬がとんでもなく前にいることがわかって……」
 3コーナー下りから猛然と捲っていき、最後の直線では外から急追。上がり3F32秒9という極限の数字が示すとおり、3歳牝馬としては規格外の鬼脚を繰り出したものの、すでに勝負がついた後だった。

 またしても展開に泣かされ、これで3連敗となった二冠女王だが、それでも収穫はあった。「前走より落ち着いて走っていたし、具合は良かったよ」とアンカツが語れば、過去のレースより早め仕掛けながらも最後までしっかり伸びた競馬に、松田博資調教師は「内容はまあ良かったからな」とコメント。
 これまでの直線一気から幅の広がる脚質を見せたことで、次走は未定ながら、グランプリ有馬記念(12月27日、中山競馬場2500メートル芝)が行われる小回りの中山コースにも十分対応可能な手応えを示した。

スポーツナビ



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<市橋容疑者逮捕>勤務通報した建設会社、契約解除の被害

 千葉県市川市で英国人女性の他殺体が見つかった事件を巡り、死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)が逃亡中に勤めていた大阪府茨木市の建設会社が、一部の取引先から「市橋容疑者のような男が勤務している会社と取引できない」と契約解除を通告されたことが分かった。

 同社は今月5日、公開された市橋容疑者の整形後の写真を見て、警察に通報。社内では会社への影響を懸念する声も出たが、「社会人の義務」と判断したといい、「勇気を持って通報したが、こんなことになるとは」と困惑している。

毎日新聞



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